日本茶


歴史

お茶の木のルーツは中国と言われ、学名「カメリア・シネンシス」というツバキ
科カメリア属の常緑低木の葉からお茶は作られます。日本にお茶が伝来したのは、
遣唐使が往来した奈良・平安時代で、僧侶たちによって持ち帰られたのが始まり
とされています。お茶は貴族社会でしか飲まれていませんでしたが、鎌倉時代に
臨済宗開祖の栄西がお茶の普及に努め、お茶を武家社会に広めました。現在のよ
うに煎茶が日常で飲まれるようになったのは、江戸時代末期のことです。

種類

じお茶の葉でも、製造過程によって緑茶、ウーロン茶、紅茶などに分かれます。
紅茶はお茶の葉を発酵させたもの、半発酵茶がウーロン茶、不発酵茶が緑茶とな
ります。(一般に発酵と言われていますが、厳密には酵素酸化なのだそうです)
緑茶の中で一番上等なものを玉露と呼び、まろやかな旨みがあります。上等なお
茶ほどお湯の温度は低く、長い時間をかけて入れるのがよいとされています。
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月初旬は新茶のシーズンです。新茶という言葉を聞くと日本人は夏が来たと感
じます。

最近お茶は発ガン抑制、風邪予防、虫歯予防などの効果があると注目されていま
す。カテキン類、カフェイン、ビタミンCE、フッ素などを含み、お茶は健康面
からも日本ではとても人気があります。ペットボトル入りの緑茶もよく売れてお
り、お茶の葉を使った料理もあります。


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